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2013年9月 1日 (日)

「徴兵制」を

2013.9.1

東京新聞朝刊「本音のコラム」

「徴兵制」を
山口二郎 北海道大教授
安倍政権の下で、憲法改正や戦争準備が画策されている。
今の日本が直面している危機を真剣に受け止めるならば、そんなものでは生ぬるい。
もっと徹底した動員体制が必要である。
日本人の生命と安全にとって、また国際社会における日本の信頼性にとって、最大の危機は福島第一原発の底知れぬ核汚染である。
汚染水の流出について、東京電力は情報を小出しにするだけで、原子炉の現状について、真相はいまだに明らかになっていない。
今ごろになって政府が乗り出すと言いだしたが、具体的な知恵はない。
日本がこの問題を収拾する能力を持っているかどうか、世界は懐疑の目で見ている。
この状況を打開するには、放射性物質を封じ込める根本的な対策を取るしかない。
その作業には放射線被ばくが付きまとう。
だから「徴兵制」が必要である。
ただし、この場合余命が少なく、今まで原発の恩恵を受けてきた高齢の人間、それも政府や企業で政策決定に当たった人々から順番に徴兵すべきである。
今どきの高齢者は、ちょっとした肉体労働は苦にしないだろう。
被ばくのために病死した人は、名誉の戦士として顕彰すればよい。
社会保障費の削減というオマケまで付く。
日ごろ、憲法九条を改正し軍隊をつくりたいと雄たけびをあげている政治家や評論家がこの提案に反対できるはずはないだろう。
*筆者および新聞社に許可なく転載させて頂いた事をお詫びいたします。また読み易いように改行だけはさせて頂きました*

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